福袋と言えばやはりお洋服・アパレル製品のものがピンとくる方が多いのではないでしょうか。
一説ですが元々は呉服屋が始めたことが由来と云われやはりファッション業界とはことさら縁の深い販売形態です。
店頭に並ばない限定感・中身の見えないワクワク感があり今でも人気がございます。

しかしながら昨今はSNS（インターネット）の普及で福袋の内容やおおよその商品単価がすぐに分かるようになりました。
また日用品や雑貨に始まり、家電や飲食店のチケットなど福袋の種類も非常に増えております。
そのような背景もあり以前より消費者の目線が厳しく「ワクワク感」・「ドキドキ感」のみでなく「お得感」が強く求められるように。
福袋の役割も時代によって変わってきている印象を受けます。

弊社でもアパレルブランド様の福袋のお手伝いをさせて頂いておりますが様々なお話を伺います。
ワクワク感を演出するだけでなく、お得感か特別感を出すにはどのような福袋の中身もちろん、「福袋」そのものはどのようなものがいいのでしょうか。

福袋の製作で気に掛ける店はどこでしょうか？
長年ショップ袋や福袋の製作をしている担当目線で３点あげてみました。

【オリジナル福袋製作のポイント】
①ブランドイメージを損ねない&お客様の目を引く「デザイン」
②色々なものが入る大きさ、持ち運びに便利な「サイズ感」
③お得な商品を入れるための「適正ロットと価格」

まず初めに通常のショップ袋と同様にブランドイメージに合ったものがおすすめです。
オリジナルでつくるのでしたら、袋本体やロゴの印刷などをブランドに合わせたもので製作しましょう。
もちろん通常のショップ袋との差別化は大切ですが、あまりにもブランドデザインとかけ離れたものや市販の「福袋」の文字が印刷された紅白の袋では少し物足りないです。

そして次はサイズ感です。福袋用の手提げ袋をつくる理由の１つに、通常のショップ袋では商品が入りきらないことがあります。
もし入れることが出来てもパンパンに膨らみすぎて持ち帰る途中で手紐が切れてしまったり、袋が破れてしまっては折角の楽しい購入体験にケチがつきます。
気持ちよく買い物を楽しんでいただくためにもサイズ感は拘りたいところです。

また意外と難しいのが製作ロットとコストパフォーマンスです。これは各企業様やご担当者様の環境で最適な条件が変わります。
先の話ででてきた「お得な内容」の福袋にするには手提げ袋本体に割ける予算にも限りがあると思います。
製作ロットが多い方がもちろん１袋あたりの単価は安くなりますが、作りすぎてしまっては意味がありません。季節ものの福袋はこの辺りの読みも大切になります。
こちらは可能な限り前年の実績などを参考にするのが良いでしょう。
ほか１ブランドのみの仕様でなく、数ブランドの共通品などにするのも１つの手です。もしくは「福袋」限定の手提げ袋でなく、イベントや特別なショップ袋として使いまわすのもオススメです。
レポックではお客様に沿った、なるべくピッタリなご提案をさせて頂きます。

さて、いよいよ弊社のオススメ「福袋」のご紹介です。あくまで１例にすぎませんが、福袋製作のご参考になりましたら幸いです。
主にショップ袋（販売用の手提げ袋）としては紙製品が多いですが、弊社では不織布の手提げ袋をオススメしております。
容量が大きく様々な商品を入れることが可能で、また肩にかけ持ち運ぶのにも便利です。多少重いものを入れても途中で破れることもございません。
布のような柔らかさがあるため、商品を詰めて各店に配送する際にも紙袋だと皺や折れ目が付きやすいですが不織布だとその心配も不要です。
また定番色であれば比較的ロットの制限が少なくとも色を選び製作が可能になります。。

写真はメンズブランドの福袋になりますがよく見かける紅白の紙袋ではなく、あえてブラックにシルバーのロゴで高級感のある雰囲気に。
シンプルながらも通常の福袋と差別化もできているため参考になりましたら幸いです。
また不織布の手提げ袋は丈夫で使いやすく再利用に向いており、お客様にご家庭でお使い頂く機会も多いです。（旅行の際のサブバッグ、買い物の際のエコバッグ、キャンプ・コミケ、他）
販促としてはもちろんのこと、再利用頂けるので間接的にですが環境にもいい商品と言えるでしょう。